御坊市は13日、第4次総合計画に基づく実施計画(平成28~30年度)として83事業を採択したと発表した。うち新規は15事業で、継続68。新規では、水揚げの拠点となっている塩屋漁港の防災・減災対策を盛り込んだ。南海トラフの巨大地震を想定したシミュレーションを行い、ぜい弱な部分を補強して被害を最小限にくい止め、迅速な復旧で漁業者の早期生活再建につなげていく。
 大規模地震・津波被害からの早期復旧は被災者の生活再建のために重要な課題。津波が起きれば漁港が被害を受けることが予想され、市では今回、水揚げの拠点となっている塩屋漁港の機能を強化することで早期復旧を可能にしようと事業化した。28年度中に国の漁港施設機能強化事業に申請し、29年度は業者に委託してシミュレーションを行い、巨大津波が発生した場合はどのような被害が出るか、どのような対策をとれば被害を最小限に抑えられるかを調査。結果をもとに30年度で堤防の補強や港内の陸上輸送ルートの補強など具体的な対策を講じていくことにしている。
 このほかの新規事業は第4次総合計画の後期計画(28年度から32年度)に盛り込んでいた事業が中心で、津波避難困難地域解消のための津波避難タワーの建設、子育て支援のファミリーサポートセンター開設、子どもたちに御坊の魅力を伝えるわがまち魅力再発見事業、空き家の実態を把握し必要に応じて撤去していく空き家再生推進事業など。同じく後期計画新規事業の市民野球場屋内練習場整備事業は、場所や実施時期をさらに検討してから事業化していく。主な継続事業は、防災行政無線放送施設固定系デジタル化事業、湯川中学校改築事業、御坊大橋長寿命化耐震事業、道成寺天田橋線道路改良工事などとなっている。