商店街を活性化させようと、みなべ町の商店や企業経営者の妻らで結成するおかみ元気会(岩本恵子会長)は24日、町内の商店街でハロウィンパーティーを開催。親子連れら約250人がおばけなどに仮装して街中を行進した。住民らは「とてもかわいいおばけたち」と笑顔で眺めていた。
 ことしで5年目の取り組み。みなべスタンプ協同組合が後援し、商店街の41店舗も子どもたちにお菓子をプレゼントするなど協力。青年クラブみなべ、女性会、町商工会青年部らも運営を手助けした。
 子どもたちは10グループに分かれて南部小学校体育館前を出発し、「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ)」と言いながら街中を歩いて回った。住民らも沿道に出て、魔女やゾンビなどに扮したかわいい子どもたちを楽しそうに眺めていた。田辺市たきない町の伊保杏菜ちゃん(4)は母親の友子さん(39)と一緒に参加し、「衣装がかわいい。どきどきする」とニッコリ。みなべ町東本庄の久保綾芽ちゃん(6)と弟の樹生君(3)もお姫さまや悪魔に仮装し、「とても楽しい」と喜んでいた。
 ことしはオリジナル缶バッジを製作し、ハロウィンをテーマにした絵も募集。応募作品は11月4日までちぐすや(南道)、かつら堂(北道)、福荘(北道)、快住館(東吉田)、恵比寿屋(芝)の5店で展示している。岩本会長は「参加者は年々増えており、ことしも昨年より50人程度多く参加してくれました。イベントを通じて商店街に立ち寄ってもらい、買い物を楽しんでくれるように取り組んでいきたいと思います」と話していた。