日高地方を舞台に県内で初開催される「みやこひめ御坊日高博覧会2015(通称みやこひめ御博)」が24日に開幕。11月22日までの30日間、日高地方全域で32のプログラムが行われる。
 道成寺では300年前の書院が一般初公開。プレミアムガイドでは、小野俊成住職が各部屋を案内。殿様一行が訪れる時は身分によって入り口が違うことや、襖や板戸に描かれている絵、掛け軸、畳の作りなども細かく紹介。最も身分の高い人を迎える上段之間では、「千寿」と書かれた掛け軸や寺の裏山でとれる木などを使った生け花、他の部屋と違い京都御所などを手掛ける絵師によって描かれた襖絵などを説明。参加者たちは300年の歴史に思いをはせながら真剣に聞き入っていた。書院開放は御博期間中の土日に開催している。