日高町原谷地内の畑で数日前から渡りチョウ「アサギマダラ」の大群が飛来し、近所の人の話題となっている。
 場所は旧JA原谷支所東約100㍍の県道から入った熊野古道沿いで、地元の高橋広さんが所有しているフジバカマの畑。アサギマダラは北から南へ渡っていくチョウで、日高町の西山は飛来地として有名だが、大群で確認されるのは珍しい。花の蜜を吸っており、人が近寄ると約50匹が秋風にヒラヒラと舞い、幻想的な光景になるという。高橋さんは「毎年アサギマダラが来ていますが、こんな大群を見るのは初めて。よほど蜜がおいしいのですかね」と話している。
 日高町教育委員会は、24日に西山でアサギマダラの観察会も予定している。