大阪府寝屋川市の中学1年生男女が殺害された事件で、2人が無料通信アプリ「LINE」で友人とやり取りしていたこと、深夜や未明に徘徊していたことが注目された。街中やネット上には危険がいっぱい。十分注意しなければ少年少女が犯罪に巻き込まれる恐れがあり、スマートフォン(スマホ)の利用や深夜徘徊について、周囲の大人として考えさせられる。
 県内でも、少女にみだらな行為をしたとして和歌山市の男、少女の家出を助長したとして大阪市の男がそれぞれ県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕された、という報道が最近あった。1件目の2人は出会い系アプリで知り合い、2件目はインターネット投稿サイトでやり取りをしていたという。「いつでも連絡がとれる」とスマホの便利さだけを見て油断してはいけない。
 深夜徘徊について調べると、和歌山では県青少年健全育成条例で18  歳未満の深夜外出を午後10時から午前4時までの間制限している。子どもたちは補導の対象になり、保護者は特別の事情がある場合を除いて夜間に外出させないよう努めなければならない。何人も正当な理由なく連れ出し、同伴し、とどめてはならないとされており、全国でも厳しい方である。
 さて、まちを深夜にウロウロしている子どもを見かけたら声をかけるか。同僚、友人ら周りに尋ねたが、みんながノー。筆者も同じだ。理由は「(こちらが)怖いから」がほとんどだった。もちろん一番悪いのは犯人だが、家庭、地域、警察、学校、行政...さまざまな人たちが寄り添い見守る必要がある。分かり切った答えにしかたどり着かなかったが、地域全体で意識が高まればいい。(笑)