美浜町和田、県立みはま支援学校の第3回ボランティア教室が21日に和歌山病院内で開かれ、紀央館高校3年生と、広川町の和歌山社会福祉専門学校1年生各2人が車いす体験と介助方法、車いすから床へ降ろしたりするリフティングの実技に参加した。
 講師は支援学校の職員が務め、車いす体験と介助方法では2人1組になって介助する側、される側に分かれ、スロープの上り下りなどにチャレンジした。祖父の乗る車いすを介助したことがあるという岩﨑京香さん(紀央館高3年)は「車いすに乗っていると、段差では思っていたより振動や恐怖感がありました。(きょうの体験で)車いすに乗っている人の気持ちも少しは分かったので、次に介護する身になったときはもっと優しく接したい」と感想を話し、障害者への理解を深めた様子だった。
 本年度のボランティア教室は今回が最終で、この日は閉講式も行われた。