地元就職を希望する人らを対象にした企業合同説明会「日高地方Uターンフェア」が14日、御坊市民文化会館で開かれ、来春卒業予定の学生や一般求職者ら60人が参加した。参加者の内訳は学生35人、一般(卒業3年以内含む)25人。昨年と比べて学生が8人増えたが、一般が13人減り、全体では5人少なかった。
小ホールに25社がブースを設け、人事担当者らと参加者が直接面談する方式で行われた。それぞれのブースでは優秀な人材を確保しようと人事担当者が求人や業務の内容、労働条件を細かくアピール。参加者は興味のあるブースを回り、企業側の説明に熱心に耳を傾けていた。
県、御坊日高地区雇用対策協議会、県経営者協会就職支援センター、ハローワーク御坊が主催。和歌山市内の短期大学2年生で島の19歳女性は「実家から通勤できると安心感があるので地元就職を希望しています。事務職を志望していて医療関係の企業からお話を伺いました」、塩屋町北塩屋出身で岐阜県の短期大学に通う2年生の19歳女性は「栄養関係の仕事に就きたいのですが、なかなかないですね」と話していた。