フルコンタクト(直接打撃)空手ジュニアの日本最大級の大会カラテドリームカップ2015全国大会が8、9の2日間、東京体育館で開催され、新極真会和歌山支部本部直轄御坊道場所属で名田中3年の大鍬望選手(15)が中学3年男子重量級で準優勝と健闘。12日には柏木征夫御坊市長に報告した。
 各道場の師範が推薦する選ばれた強豪が参加する大会で、同重量級には10人が参加、トーナメントで争った。大鍬選手は2回戦から登場し、得意の突きが冴えて判定(5―0)勝ちすると、準決勝は昨年の覇者を倒した青森支部の選手を最終延長(本戦、延長、最終延長まであり、各1分半)の末に判定(5―0)で破った。決勝は、小学生からのライバル、三重県の平山竜慎選手と対戦。身長165㌢、体重64㌔の大鍬選手に対し、平山選手は179㌢、105㌔。体格差のある相手とも互角の勝負で、本戦、延長でも勝負がつかず、最終延長の末、判定2―3で惜敗した。同大会には小学5年から5年連続出場し、初の決勝進出となったが「負けて悔しい。次は9月の関西大会で優勝できるように頑張る」と力を込めた。
 柏木市長からは「全国で準優勝はたいしたもの。次も頑張って」、同席した本部直轄御坊道場指導員の松屋久紀御坊市議も「次は優勝を目指してほしい」とエール。大鍬選手は「憧れの前田優輝、勝汰兄弟みたいに強くなって、世界大会に出場したい」と目標を語った。