みなべ町青少年育成町民会議上南部支部(細川庄三支部長)は5日、上南部小学校プールで着衣水泳教室を開き、町内の小学生25人が水難事故の対処法を学んだ。同会議では初めての試み。講師は田辺海上保安部の職員13人で、「万一、海に転落し、自力で岸までたどり着けない場合は、体を浮かせた状態で助けを待つことも重要」とアドバイスした。
着衣水泳は服を着たままで水に入り、泳ぎやすい水着との違いを体感するという内容。まず、プールを歩いたり、泳いだりして普段水着で泳ぐこととの違いを体験した。海上保安部からは溺れている人がいた時の救助法を紹介。「泳いで溺れている人を助けようとしてはダメ」と前置きしたうえで、「近くに浮き輪やビーチボールなど浮く物があれば、投げ入れてあげるとよい。紐があれば投げ入れる物をくくりつけてほしい。そうすれば投げることに失敗しても何度でもチャレンジできる。長い棒につかまらせることも有効」などと説明した。自分が川や海に誤って転落した時の対処法としては、「体を仰向けにして水面に浮く背浮きで、助けを待つことが大切」とし、子どもたちは実際にプールで挑戦。「両腕を頭上に広げて伸ばす」などアドバイスを受けていた。ペットボトルを利用して浮くことも学習した。救助では紐でくくりつけたペットボトルを投げ入れる練習も行った。細川支部長は「水の事故は絶えない。もし、水難者を発見したり、自分が溺れてしまったりした場合にきょうの学習を生かして対応してほしい」と話していた。

