28日、和歌山ビッグホエールで行われた全国高校総体(インターハイ)の総合開会式を取材した。開会式は3000人を超える観客が見守るなか、ファンファーレで始まり、全国から集まった選手団が入場行進。地元高校生が歓迎演技を繰り広げた。筆者が取材してきた式典を振り返ってみると、仁坂吉伸知事らがエール。出席された皇太子さまがお言葉を述べた。
 選手宣誓には酒井梨々華さん(紀央館高校3年)と桑原洋樹君(星林高校3年)の2人が登場。「私たちを支えてくださったすべての方々への感謝と、都道府県の代表としての誇りを胸に、多くの人に感動と元気を届けられるよう、正々堂々と競技することを誓います」と宣誓した。前日の抽選で宣誓台に一番近い場所を確保。力強く堂々とした姿を写真に収められたと思う。
 途中、和歌山の高校生を代表して県高校生活動推進委員長の梶田太陽さん(橋本高校3年)が「皆さんが最高の状態で試合に臨めるよう精いっぱいサポートします。若いエネルギーで新たなドラマを創り出していきましょう。このインターハイが皆さんにとって輝かしい青春の1ページとなることをお祈りします」と歓迎の言葉。すがすがしく、まぶしかった。
 さて、当日は早朝から駐車場に入り、受け付けや持ち物検査に約1時間。取材まで控え室やバックヤードで約2時間待機した。暑さで気がめいるなか、元気をくれたのは爽やかな高校生の姿。会場でスポーツドリンクやパンフレットを配ったり、笑顔のあいさつがまぶしかった。競技に臨む選手はもちろん大会運営を支える彼、彼女らを含め、それぞれの舞台で活躍できるようエールを送りたい。(笑)