美浜町和田地内の陸上自衛隊和歌山駐屯地和田訓練場などで27日、同駐屯地主催のサマースクールが行われ、日高地方の小中学生ら50人が参加した。
 参加者は10人程度ずつ5班に分かれ、隊員30人の指導の下、ロープワーク、飯ごう炊さん、水陸両用車両搭乗、レンジャー体験などにチャレンジ。レンジャー体験では15㍍ほど離れた2本の松の間に、高さ約1・8㍍で張られたロープにつかまって手と足を使って進んでいく「ロープ橋渡り」を一人一人順番に行い、隊員の「レンジャー、レンジャー」のかけ声に合わせて汗だくになって取り組む姿が見られた。
 ロープ橋渡りは部隊ががけを渡る際の訓練の一つ。今回が初体験という中野哲君(印南小3年)は「力がいるし、難しくてしんどかったです」と息を切らせていた。