御坊市立相撲場で先月13日、御坊青年会議所主催の第29回わんぱく相撲御坊場所が開かれた。147人のちびっ子力士が参加。筆者は熱戦の模様をカメラに収めていたが、筆者が小学校の頃の相撲に関する思い出が頭の中を駆け巡った。
筆者が相撲に興味を持ち出したのは小学校高学年の頃で、当時は横綱千代の富士の全盛期。そんななか、「南海の黒豹」と呼ばれた大関、若嶋津のファンで、場所開催中は彼の勝ち負けに一喜一憂。見るだけでなく、所属していた少年野球クラブの冬場の練習で体力作りの一環として実際に相撲を取ったりしたものだ。わんぱく相撲が開催されているのを知ったのもこの頃。小学6年生の時だったと思うが、出場したくてたまらなかったところ、相撲大会当日が野球大会の予定だったので申し込みを断念。この時の相撲大会はクラスメートが優勝し、うれしかった半面、筆者も出場したかったと悔しい思いをしたのを覚えている。
さて先日のわんぱく相撲大会であるが、特に園児の戦いが印象的だった。勝って喜ぶ子、負けて泣く子も多いが、何よりも大事な礼儀を学びながら、真剣勝負を通じて身をもって勝つことの喜び、負ける悔しさを知ったようだ。相手選手の闘志に押されて泣きながら戦う子、多くの人に見られている緊張で押しつぶされそうな子、投げられてしまうかも知れないことにおびえる子。小さい心と体で、そんな恐いという気持ちを押し殺して相手に立ち向かい、勇気を身につける。たった一日、1試合だけの経験でもたくましい子どもへと導いてくれる。ことしは過去最高の参加者となったが、ぜひ、来年も多くの子どもたちが参加することを願っている。(昌)

