桑の葉を成分にした商品の製造、販売をしている印南町印南原の山本農園「エコファームわかやま」=山本幸一代表=で29、30の両日、商品の原材料となる桑の葉の収穫が行われた。3000本の1.6㌧分の葉で、ことしも出来がよく良質だという。
収穫には、農園の従業員、印南町シルバー人材センターのメンバーら約20人が携わった。県内最大の約2000坪の広大な畑では約6000本の桑の木を栽培しており、光沢があって美しい青々とした大きな葉をつけて成長。収穫したのは、葉を目的に栽培している3000本で、初日は天辺部分から5㌢程度のくきを収穫し、2日目は初日に切り落とした部分からさらに5㌢程度を取った。作業員らは一本一本丁寧にはさみを入れて収穫。収穫後はくきから葉をもぎとる作業に追われた。葉は保冷車で、商品を製造する京都の施設へ運ばれた。
建設、産廃中間処理などのワコーグループの会長でもある山本代表(59)はストレスなどで通院していた時、京都工芸繊維大学の原三郎名誉教授の勧めで桑の葉の粉末を飲み続けたところ体調が回復。桑の葉の効果を多くの人に知ってもらいたいとの思いから平成17年に農園を開設し、桑の栽培に取り組み始め、粉末タイプの茶「桑の葉茶」、同商品の錠剤タイプや桑葉のせっけん「絹乙女」など製造・販売している。日高地方の飲食店でも桑の葉茶を使ったメニューが味わえる。
桑の葉には血糖値上昇の抑制、高血圧改善、便秘改善などに効果があるという。山本代表は「いろんな人に飲んでいただき、体調が良くなったと聞くと事業をして良かったと思います。健康なくしては何もできない。〝ふるさと創生は健康から〟。地域の皆さんのお役に立てれば」と話している。

