ことし初めて開催されるU―12(小学6年以下)サッカー全国トレセン研修会(7月29日から静岡県)に、日高地方からFCブラストの岩城愛士(まなと)選手(志賀小6年)と由良FCの伊藤陽翔(はると)選手(由良小6年)が県代表として参加することが決まった。各都道府県からトップクラスの代表選手が一堂に集まり技術を磨く研修会で、2選手とも活躍を誓っている。
 岩城選手(身長155㌢)はブラストではボランチとして攻守に活躍。当たり負けしない体の強さやキック力に定評がある。伊藤選手(身長145㌢)は相手にボールを取られないキープ力や正確なパスで決定的なチャンスを作れる攻撃的なミッドフィルダー。2選手とも選考会を突破して県代表メンバー24人に入っていたが、今回はさらに全国トレセンに参加する16人のメンバーに選ばれた。岩城選手は「ドリブルでアピールして、得点も決めて注目される選手になりたい。本番までにもっと体力をつけて、ディフェンスでも貢献できるようになりたい」と抱負。伊藤選手も「ドリブルでいっぱい抜いて、得点にもからみたい。本番までにもっとスタミナをアップさせたい」と張り切っている。FCブラストの竹谷敏一監督は「レベルの高い選手のプレーを見て、肌で感じ、いろんなことを吸収してきてほしい」、由良FCの神田歳治監督も「自分の力を試せるいい機会。大きな舞台でも力を発揮できるようにいい経験を積んでほしい」とそれぞれエールを送っている。
 全国トレセン研修会は7月29日から8月2日までの5日間、静岡県の時之栖スポーツセンターなどで開催。将来日本代表を目指す選手を育成しようと初めて開催される。都道府県から1チーム16人を選抜した48チーム(東京2チーム)が参加し、トレーニングや交流試合を行うことになっている。