美浜町の松原小学校(前田嘉信校長)は16日、6年生27人を対象に子どもたちが多様な職業観を身につけ、将来の進路選択能力を高めるためのキャリア教育「12歳のハローワーク」を実施した。
 デザイナー、建築士、新聞記者、保育士、通訳、パティシエ、薬剤師、警察官、消防士、栄養士、看護師、和菓子職人という12の職種合わせて13人のアドバイザーが5つのグループに分かれ、児童が順番に回って質問。「どうしてその職に就こうと思ったのですか」「仕事でうれしいこと、大変なことは何ですか」「辞めたいと思ったことはありますか」などのほか、休みや給料の現実的な質問を積極的にぶつけていた。
 アドバイザーからは分かりやすく答えが返り、それぞれメモをとって真剣に勉強。母親が病院で働いているという女子児童(11)は「夢は看護師。話を聞かせてもらって、やってみたいという思いが強くなりました」と話していた。