先日、紀央館高校の2年生がインターンシップ(就業体験)で汗を流す仕事現場を取材した。生徒に話を聞くと職場での感想はもちろん、志望動機や将来の目標が、しっかりしていて感心した。過去にもインターンシップや中学生の職業体験で学生にインタビューしたことがあるが、それぞれ生き生き、充実した表情を見せる印象があり、とてもいい機会だと思う。
別の日、母校の高校に3年の時の担任を訪ねた。久しぶりの再会に、お互い「丸くなったね」と大笑い。知っている元クラスメートの分を含めて近況を報告し合い、「また、みんなで集まりましょう」と約束してきた。インターンシップや職業体験がなかった時代の先生。面談で「町長になりたい」とふざけた筆者に対し、真面目に進路を選んでくれた恩がある。
今春、県内の高校を卒業した生徒の就職内定率は3月末現在で98.2%になった(和歌山労働局調べ)。学校やハローワークを通じた2014年度卒業生の就職希望者(内定者含む)は卒業生全体の約20%に当たる1795人(前年同期比11.5%増)。求人数は1989人(24%増)となり、求人倍率は全国の1・85倍に対して1.11倍(0.11㌽増)だった。
一方、県内就職率は76.7%。ハローワーク管内別で見ると中紀が高く、橋本は大阪方面、新宮は愛知方面へと県外への就職が多いという。御坊は85.9%。地元志向の強さが表れている。同じく高水準の海南市は市内出身大卒者らの地元就職を応援する事業も展開しており、まねるもよし。人口が減少の一途をたどるなか、田舎の活気を保つために地元就職率を上げる取り組みも必要だ。 (笑)

