4月22日に大阪府立体育館で行われたプロボクシングのWBAフライ級タイトルマッチで、JA紀州と同JAみなべいなみ梅部会が南高梅のPRに「紀州みなべ南高梅」のロゴを入れたトランクスを着用し、世界3階級制覇を達成した井岡一翔選手(26)が11日、同JAの久保秀夫組合長を表敬訪問。勝利を報告するとともに今後一層の活躍を誓った。
 所属する井岡ジムの会長で父の一法さんらとともに御坊市のJA紀州本所を訪問。同JAのマスコットキャラクター「きぃぽん」「きちゅうくん」「グーリーちゃん」や職員に迎えられ、花束を受け取った。組合長室で久保組合長から「試合はテレビで観せてもらいました。よかった」と言葉を受け、「次に控える防衛戦も頑張りたい」と抱負。その場で色紙とグローブにサインを入れて贈り、ブランドのミニトマトと小玉スイカを受け取った。
 デザート感覚で食べられる梅干し「tomato―ume」を試食。「梅干しは好きで毎日食べています。練習後や試合前に口にすることが多く、一日1個か2個。体が資本なので、それを支えるのに役立ってくれていると思います」と爽やかな笑顔を見せ、久保組合長は「梅の効能を理解してくれていてうれしい。もっと多くのスポーツ選手に梅干しを食べてもらいたい。いろんなところで梅のよさを情報発信してください。これからも応援しています」と期待を込めた。
 トランクスのロゴを含めた南高梅のPRは日高町の清水和人町議が一法会長と親交があり、実現。世界戦当日の会場で部会員らが消費宣伝活動を繰り広げた。この日の井岡選手の訪問には本所内が大熱狂。職員らは歓声を上げ、世界最速で3階級を制覇したチャンピオンに記念撮影をしてもらっていた。