県はゴールデンウィーク期間(4月25日から5月6日までの12日間)に県内の主要観光地(7カ所)を訪れた観光客数を発表。田辺市龍神村では前年同期比18.7%増となる5万3900人だったことが分かった。
 内訳は、宿泊が4400人(前年同期比41%増)、日帰りが4万9500人(同7%増)。増加要因としては、高野山開創1200年記念大法会で高野山からの観光客が増えたことなどが挙げられている。期間中の曜日の並びや天候に恵まれたことで、バイクのツーリング客や関東方面からの観光客が多かったことも好影響を与えた。
 主要観光地の合計では99万7800人(宿泊22万人、日帰り77万7800人)となり、前年同期の77万9800人から28%増となった。特に高野町では高野山開創1200年となったことを受け、前年同期比1.9倍の15万3700人となった。
 県では「メディアを通じて魅力を発信したほか、高野山の開創1200年や白浜の赤ちゃんパンダなどが大きな増加要因となった」と話している。