県の過疎集落再生・活性化支援事業の一環で地域おこしに取り組んでいる田辺市龍神村の中山路地区寄合会はことしも、「田んぼアート」に挑戦。29日には地元の中高生150人が参加して稲穂が赤、緑、黄金になる3種類の苗を植えていった。昨年は温泉マークのデザインだったが、ことしは何ができるかお楽しみで、順調に生育すれば9月中旬ごろ、何かが浮かび上がる。
 「観光客や住民に楽しんでもらいたい」と、寄合会に加盟している「みらい龍神」(富田進会長)が発案。場所は龍神村公民館の川向かいにある約15㌃の休耕田で、初めて取り組んだ昨年は赤色と黄金色の2種類の稲を使って、温泉マークを見事浮かび上がらせ、連日、多くの人が見に来るなど大成功だった。
 ことしはさらにバージョンアップさせようと、ミドリマンヨウ、ベニキッチョウ、ミネヤサイの3色の稲を用意。デザインも3種類あり、具体的なことは秘密だが、富田会長は「地域をイメージして作っています」という。
 田植えには龍神中全生徒67人と南部高校龍神分校全生徒83人が参加。富田会長らが事前に張り巡らせたデザインのテープに沿って稲を植えていった。
 昨年も参加した龍神中の折戸歩夢君は「昨年はくっきりと温泉マークができたので、ことしも浮かび上がるとうれしい。楽しみです」と笑顔。富田会長は「デザインを田んぼに準備する作業は大変ですが、少しでもニュースに取り上げてもらって龍神村のPRになればうれしい。秋には多くの人が見に来て、ついでに温泉にも入ってもらい、龍神の魅力を感じてもらいたい」と話していた。