日高川町高津尾の子どもたちの人気スポット、「カブト虫の森」が、今シーズン休園することが分かった。日高川町からの委託で施設を管理運営していた「なかつのカブト虫グループ」が撤退したため。来年度以降は未定でそのまま閉園となる可能性も出てきている。
 施設は平成17年にオープン。カブトムシを放して昆虫のすみかを再現したカブトムシ園、繁殖・生育など行う養殖場、管理棟などがあり、毎年7月上旬から8月下旬まで開園。子どもたちが実際にカブトムシやクワガタと触れ合えるほか、ヘラクレスオオカブトやギラファノコギリクワガタなど人気の外国産の展示・販売なども行い、毎年5000人以上の来園客が訪れる人気スポットとなっていた。
 「なかつのカブトムシグループ」は、地元の昆虫愛好家の団体。シーズン中は施設を運営していたほか、オフシーズンは昆虫の繁殖などに携わっていた。
 今シーズンも開園を楽しみにしていた子どもたちや愛好家も多く、残念がる声も聞かれそうだ。