南海電鉄(亘信二社長)と和歌山市は18日、同市東蔵前丁の和歌山市駅を建て替え、市立図書館やスーパーマーケットなどの商業施設も入る複合ビルを整備する活性化計画を発表した。
 全体再開発計画は「人々が集う和歌山らしさを兼ね備えたソーシャルセンター」をコンセプトに、南海電鉄が県、和歌山市と連携して策定。工事は2段階で行い、第1期工事は現在の駅ビル西隣に1・2階が金融機関となる鉄骨7階建てのオフィス棟を建設する。駅ビル北側には駅施設を増設し、改札を2階から1階に移してバリアフリー化。平成29年春の竣工・開業を予定している。
 第2期工事では、現在の駅ビルを解体し、市民図書館や商業施設を建設するほか、市が駅前広場を整備。工事は29年度から32年度を予定している。