競馬の攻略情報名目の詐欺を未然に防止したとして御坊署は13日、きのくに信用金庫御坊南支店の原太志支店長(50)に感謝状を贈呈した。
 4月27日、同店窓口に「競馬の攻略情報を提供してもらうため」と、25万円を振り込もうとする74歳の男性が訪問。情報提供する会社が馬券を購入することになっているなど不自然な点が多いため、振り込みをとどまらせ御坊署に連絡。被害の防止につながった。
 贈呈式は署長室で行われ、保富速人署長は顧客のお金の使い方に意見する難しさに理解を示したうえで行動をたたえ、「金融機関の窓口は詐欺防止の最後の砦。今後とも協力をお願いします」と述べ、原支店長は「お客さまには今後もさまざまなケースを想定して対応していきたい」と話している。