由良町の由良中学校(前畑義一校長)で22日、同校1年生49人と摂南大短期留学生14人の交流活動が行われた。
 摂南大からはタイ8人、韓国6人の短期留学生が校外研修として由良町を訪れ、1年生と一緒に教室で昼食をとったり体育館でレクリエーションを楽しんだりした。レクリエーションでは町内のボランティア団体「ゆうRECでべその会」(濵出将俊会長)の協力で、ジャンケンゲームなどにチャレンジ。日本語を話せない留学生がほとんどだったが、身振り手振りのコミュニケーションで和気あいあいとふれあいを深めていた。
 外国人と接するのは初めてという1年生の金﨑太郎君(門前)は「韓国の人とは気が合って、とても楽しかった」と感想を話し、韓国からの短期留学生のイ・スンホンさんも「子どものころを思い出して、楽しい時間を過ごせました。子どもたちはすごくかわいかったです」と笑顔いっぱいだった。
 由良町と摂南大(寝屋川市)は昨年10月、県の事業「大学のふるさと」制度で「地域間・世代間交流」などに協働で取り組むという協定を締結しており、今回の交流活動もその一環。短期留学生は、中地内の古民家や白崎海洋公園にも立ち寄り、由良町を満喫した。