平成26年度に教育旅行でみなべ町を訪れた学生が4948人(28校)となったことが、町のまとめで分かった。18年度に、観光協会内に教育旅行誘致専門委員会を立ち上げて以来過去最高。前年の3708人(20校)と比較すると33.4%(1240人)の増加となった。委員会では、本年度にPR用のDVDを制作するなどしてさらに誘致に力を入れる。
 教育旅行誘致専門委員会では、ウミガメ観察、梅の収穫や加工(ジュースづくり)、備長炭の窯出し体験など体験型の観光メニューを企画。誘致活動を展開し、京阪神や関東方面などから教育旅行で同町を訪れる学生が年々増加している。特に修学旅行時期の5月から秋口の10月までが多かった。同委員会では、「委員会や宿泊施設などが進めてきた取り組みが浸透し始めているのではないか。リピーターの学校も多く、体験メニューなどにも満足していただいていることもある。今後も大勢の児童生徒が町を訪れてもらえるように力を入れていきたい」と話している。
 21日には役場で教育旅行誘致専門委員会が開かれ、メンバー9人が出席。本年度の事業計画には、▽PR用映像(DVD)の製作▽各種体験事業の研究・検討・開発▽旅行エージェントや学校等への営業活動――などを盛り込んだ。