5日夜から6日朝にかけて、日高地方は霧に包まれ、滅多に見られない真っ白い世界となった。
 和歌山地方気象台によると、視界が1㌔未満は霧、1㌔から5㌔は靄(もや)。6日午前7時ごろ、印南町では1㌔どころか100㍍先も見えにくいほどで、同町のシンボルかえる橋を走行する車も深い霧にスピードを落としていた=写真=。夜から朝にかけて雨が降り、気温が下がったので発生しやすい気象条件だったとみられている。同町の女性は「こんな霧は初めて」とびっくり。春休み中の子どもたちは「すごい、真っ白や」といつもと違う世界に喜んでいた。