ことしも第19回日高新報杯少年サッカー大会を無事開催することができた。ことしは例年の3月上旬ではなく最終週で春休みと重なったこともあり、数年前に卒団したOBの姿もちらほら。「お久しぶりです」と声をかけてくれた一人は春から大学に進学してサッカーを続けるといい、うれしい気持ちと月日のたつ早さを感じさせられた。Jリーグセレッソ大阪で活躍する酒本憲幸選手も18年ほど前に本大会に出場しているし、ことしも中学、高校でJリーグの下部組織に入部する選手もいる。プロチームまでいかずとも、地元をはじめ周辺地域のクラブチームや高校でサッカーを続ける選手はたくさんいる。そんなサッカー少年をこれからも応援していきたいとあらためて思った。
 少子化でどのスポーツも選手数の減少は課題で、存続できないチームも出ている。そんな中でサッカーはまだ人口が多い方で、第1回当時と比べても合併したチームはあるが新しくできたチームもあり、参加人数はほとんど変わっていない。ワールドカップでの日本代表の活躍もあり、サッカー人気は衰えていないこと、何より指導者の努力のたまものだろう。どのスポーツにもいえるが、自分の時間を犠牲にして子どもたちに情熱をかける指導者には頭が下がる。
 そのサッカー指導者が口をそろえるのが、「人工芝のサッカー場でやらせてやりたい」。県内で芝生のサッカー場がないのは日高ブロックぐらいだという。けがが少なくなるし、思い切ったプレーができることで技術の向上にもつながる。ことしの新報杯2日目のように雨にたたられてもそれほど影響がない。行政の力なくして実現は難しいので、各自治体には検討してもらいたい。 (片)