県は各市町村と同様に、平成27年度から3年間の老人福祉と介護保険事業支援計画をまとめた「わかやま長寿プラン2015」を策定した。全国的には10年後の平成37年を見据えた計画づくりが進むなか、和歌山県は実際の後期高齢者数がピークを迎える15年後の42年を目標として、介護保険サービス量等を推計。御坊・日高圏域の現状は特別養護老人ホームが充実している半面、その他の施設は目標床数に届いていない。
 各都道府県の老人福祉計画と介護保険事業支援計画は、全国的に団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる平成37年を見据えて策定されているが、和歌山県は県内の75歳以上がピークを迎える15年後の42年を目標に計画を策定。15年後の県内の要介護認定者数は8万1422人、平成25年と比べると1万8557人増えると推計されている。
 15年後の県全体の介護保険施設等整備計画をみると、特別養護老人ホームは要介護認定者の10%(8142床)を目標とし、特養以外の介護老人保健施設やグループホームなど他の施設も含めた整備目標は26%(2万1170床)。御坊・日高圏域は高齢者人口が1万9703人、要介護認定者数は4819人と推計され、現状(2017年末見込み)の特養総数は610床で、10%の整備目標(482床)に対してすでに128床多くなっている。しかし、特養以外の施設については771床の目標に対し、現状は717床で54床足りていない。
 県長寿社会課は、「要介護認定者数の26%とする15年後の施設全体の整備目標は県全体の数字であり、各圏域ごとの実際に必要となる施設数は、それぞれの地域の需要によって異なる。昨年6月には医療介護総合確保推進法が成立し、地域での包括ケアシステムの構築が重要な課題となるなか、県としては高齢者の増加に対応して介護サービスの整備を計画的に進めていきたい」と話している。