一般財団法人日本リトルシニア中学硬式野球協会第21回日本リトルシニア全国選抜野球大会は最終日の31日、3位決定戦と決勝終了後に舞洲ベースボールスタジアムで閉会式が行われ、上位4チームの表彰に続いて最優秀選手賞、敢闘賞、優秀選手賞、ベストナイン賞の個人賞が発表された。4位入賞を果たした紀州由良では捕手とリリーフ投手として大活躍した西山翔君(上南部中新3年)が優秀選手賞、軽快な守備でチームを盛り立てた二塁手の高瀬宗一郎君(由良中新3年)がベストナイン賞を受賞した。
最優秀選手賞は優勝チームから1人、敢闘賞は準優勝チームから1人選ばれ、優秀選手賞はベスト4から1人ずつ。ベストナイン賞は、上位4チームの中から決まった。
西山君は強肩捕手として守備の中心を担っただけでなく、ピンチにはマウンドに立ち、チームの危機を何度も救った。リリーフ登板ではテンポのいい投球を見せ、優勝候補の一角、札幌新琴似(北海道)と激突した3回戦では1―4の6回無死一塁から2番手救援。2イニングを見事に0封し、チームを勝利に導いた。優秀選手賞受賞には「全国大会で個人賞に選ばれたのは非常にうれしい。また賞を受賞できるように活躍したい」と笑顔いっぱいに話した。
高瀬君は右へ左へ軽快な動きが光り、とくに一、二塁間の打球で球際の強さを発揮。安打性の当たりを再三処理し、投手をバックアップした。攻撃ではトップバッターに起用され、準々決勝の東京神宮(関東)戦では1点を追う最終回に先頭打者で四球を選び、同点のホームを踏んだ。3位決定戦では5回1死から三塁線を痛烈に破る二塁打を放ち、一矢報いた。162㌢の小兵ながら、170㌢以上の恵まれた体格の選手がずらりと並ぶ全国の大舞台で見事二塁手のベストナイン賞を獲得。「自分の仕事はできなかったと思うけど、ベストナインに選ばれて本当にうれしい。これを励みにして夏の全国出場へ向けて頑張っていきたい」と喜びを表した。
紀州由良は3位決定戦に敗れたものの、創部27年目で初のベスト4入り。閉会式では大きなトロフィーと表彰状の授与があり、健闘がたたえられた。

