日高サッカー協会(出口康男会長)主催、本紙協賛の第19回日高新報杯少年サッカー大会が28、29の2日間、御坊総合運動公園多目的グラウンドで開催され、Aクラス(U―12)、Bクラス(U―11)とも日高・有田の12チームが激突。2日目は雨中の決戦となり、Aクラスはサザンクロスが2年連続6度目の栄冠を手にした。準優勝はエストラッサ湯川。Bクラスは美浜が制し、藤並が続いた。
 両クラスとも初日に予選リーグ、2日目に各ゾーン1位の4チームが決勝トーナメントを行った。
 Aクラスは準決勝でサザンクロスが御坊キックマンを4―0、エストラッサ湯川が由良を3―1で下して決勝へ進んだ。優勝をかけた一戦は前半開始3分、サザンクロスのMF佐伯がスピードを生かして抜け出し、シュートがゴールポストに跳ね返ったところをMF前田が押し込んで先制。1―0で折り返した後半もコーナーキックから前田が2点目となるシュートを決めて勢いに乗ると、直後に右サイドを崩して最後はFW上山がゴールネットを揺らし3点目。試合を決めたかと思われたが、ここから湯川が猛反撃。後半残り3分、快速FW青木が抜け出し冷静にシュートを決めて1点。終了間際にもDF中野がコーナーキックからゴールを決めて1点差まで詰め寄ったが、一歩届かずタイムアップ。3―2でサザンクロスが逃げ切った。サザンクロスは前身の印南少年を含めると通算10度目の優勝。上山勝士監督は「最後は6年生が自分たちの力を出してくれた。みんなよく頑張った」と選手をたたえた。湯川の藤田潔監督は「最後まであきらめない気持ちが出て、決勝にふさわしい戦いだった。この経験をこれからにつなげてほしい」と話していた。3位は由良が御坊キックマンを下して入賞した。
 Bクラスは準決勝で美浜がアルテリーヴォ湯浅を7―0、藤並はエストラッサ湯川を3―1で下した。決勝は開始1分、美浜のFW小澤が中央突破からシュートを決めて先制すると、9分にはゴール前でパスを受けた岡が落ち着いて決め、さらに前半終了間際にも再び小澤が3点目のゴールで試合を優位に進めた。後半も知原のゴールで4点目を奪い勝負あり。4―0で制した。田口誠監督は「みんなで力を合わせて頑張ってくれた結果」と笑顔があふれていた。3位はエストラッサ湯川がアルテリーヴォ湯浅を破って入賞した。優勝、準優勝メンバーは次の皆さん。
 【Aクラス】サザンクロス=上山勝士(監督)、芝智哉、北村優弥、伊藤柊也、古川健人、芝峰悠真、東紋秀、上山光祐、中家正翔、佐伯幸史朗、前田大翔、木下健佑、玉置健人、有本奨、長坂彩音、森本修叶、南敦也、堀滉一朗、村上黎旺▽エストラッサ湯川=藤田潔(監督)、中村光希、寒川薫、山本涼太、寒川桜、中野吉陽、青木裕也、越本裕貴、西本大壱、石川知貴、山本健太、馬部壮太良【Bクラス】美浜B=田口誠(監督)、中村悠星、松本知集、岡直哉、森圭佑、小澤卓也、大橋信功、中瀬勇飛、田渕蒼大、知原天真、夏目和明、林勇志、岡田昇翔、井上幸貴、上杉翔真、松尾青空▽藤並B=三輪吉彦(監督)、子安克典、西島文吾、小畑奏斗、畑中大成、塩谷唯斗、細野凌矢、池尻光輝、南畑春寿、宮尾颯、原尚輝、江川航太、稲本享太、久保柊人、岡瑠樹、山本陽、久保明裕、森下遙人