日高高校・附属中合唱部(村上晴香顧問)の第39回定期演奏会は22日、御坊市民文化会館大ホールで開かれた。
舞台は4部構成で、目玉は第3ステージのミュージカル「美女と野獣」。魔法で野獣に変えられた王子が、心も姿も美しい少女ベルと心を通わせて人間に戻る物語。美人だけれど本が好きで、恋愛にも興味を示さないベル。野獣の城にとらわれた父の身代わりになって野獣と暮らすことになる。かたくなな心を持っていた野獣だが、ベルとの交流で優しくなり、本の部屋をプレゼントして喜ばれる。ベルに結婚を断られた村の若者ガストンが仲間を集めて野獣の城を襲い、撃たれた野獣にベルが抱きついて「愛している」と叫ぶと魔法が解け、王子の姿に戻る。時計やロウソクに変えられていた召使いたちも人間に戻って皆で喜びの歌をうたう。時計とロウソクの掛け合いなど、ところどころに楽しい演出を加えたステージで、クライマックスは迫力満点。観客から大きな拍手が送られた。
OB・OGとの合同ステージではまず新卒業生が感謝のメッセージを述べ、混声四部合唱に編曲した校歌を高らかにうたった。アンコールは、卒業式等でうたわれる「ビリーブ」。観客も一緒にうたい、大好評で幕を閉じた。