20日朝、日高川町入野地内の県道で、軽乗用車の単独事故があり、運転していた男性がけが、同乗していた二女が意識不明の重体となっている。
 現場はかわべ保育所南東約500㍍、JA紀州川辺撰果場から南約100㍍で、午前7時54分ごろ、日高川町入野、日高川町役場勤務の大橋一穂さん(57)運転の軽乗用車が道路左側のガードレールに衝突した。軽乗用車は前部を大破し、日高広域消防から救急車2台が出動。車外に出ていた大橋さんを御坊市内の病院に搬送し、後部座席で倒れていた二女で日高高校2年の祐香さん(17)は、小熊グラウンドまで救急搬送し、ドクターヘリで和医大へ搬送。祐香さんは頭や胸などを強く打っており、意識不明の重体。一穂さんは胸などを強く打っており、肋骨骨折の疑いがあり重傷とみられている。
 御坊署によると、大橋さんは祐香さんを学校へ送る途中だった。現場は片側1車線で、左カーブを抜けたあとの見通しのよい直線。何らかの原因でハンドル操作を誤ったとみられているが、詳しい原因は同署が調べている。