みなべ町は、昨年1年間に町内を訪れた観光客数をまとめた。総数は65万5206人で前年から2%(1万8000人)以上増、中でも外国人は4万5000人を超え、前年から約18%(6859人)増えて過去最多を記録した。ほとんどが南部ロイヤルホテルでの宿泊客で、香港と台湾からの観光客が9割以上を占めている。同ホテルの営業活動の成果に加え、円安と格安航空も追い風になったようだ。
 昨年みなべ町を訪れた外国人は4万5031人。統計が残っている平成13年以降で過去最多となった。ここ十数年の推移をみると、平成13年から20年までは年間3万5000人前後。21年に2万8000人台に落ちたが、翌22年には3万2000人台に回復。23年は東日本大震災の影響で2万3160人に減り、24年も1万8989人とさらに減少したが、25年はアベノミクスで円安が進んだことも影響して倍増した。
 外国人客のほとんどが同町山内地内にある南部ロイヤルホテルの宿泊客。同ホテルによると、国際営業部と連携したPR活動を展開していること、円安と格安航空のおかげで日本を観光に訪れる外国人が増えていることが要因と分析。なかでも香港と台湾からの観光客がほとんどで、同ホテルの小田裕志総支配人は「大型バスでの観光客だけでなく、最近はインターネットで宿泊予約する個人や小グループの旅行者も増えています。関空から近いので、USJで遊んで当ホテルに宿泊していただき、翌日は奈良などへ行く人も多い。立地的に便利がいいことも利用者増につながっているのではないでしょうか。これからもたくさん利用していただけるようPRしていきたい」と話している。
 町内の観光客数のうち日帰りが47万8438人で前年から5233人(1%)増、宿泊客は17万6768人で1万2024人(7%)増えた。観光客数は平成23年から3年連続で63万人台だったが、昨年は4年ぶりに増加し、震災前の水準にほぼ回復した。町では「昨年は和歌山DC期間中のスタンプラリーなどで観光客が伸びた。これからもみなべ町に来てもらえるようアピールしていきたい」と話していた。