美浜町三尾で5日、フノリ(布海苔)漁が口開け(解禁)となり、潮が引いた磯場で地元の漁協組合員の主婦らが岩に張り付いたフノリを手でむしる姿=写真=がみられた。
 フノリは海藻の一種で全国の海岸に生息しており、2月から4月にかけてが採取時期。三尾のフノリは漁協を通じて出荷されるほか、季節の食材として自宅で楽しむ人も多い。
 兵庫県から移り住んで十数年になるという女性は組合員になって毎年、フノリをとっており、「私は酢の物やおみそ汁に入れていただきます。三尾のは少し小さいですけど、歯ごたえがよくておいしいですよ」と話していた。