8日投開票の美浜町長選で、元町議の新人を大差で退けた森下誠史さん(59)。当選から一夜明けた9日朝、三尾の自宅には友人や知人の訪問、電話、電報による祝福が続くなか、疲れもみせず、笑顔で選挙戦を振り返った。
 獲得票は前回より47票少ない3063票だったが、得票率60%は、自身が現職に挑んだ前回より4㌽アップ。結果については「予想外の多くの支持をいただき、驚くとともに、あらためて身の引き締まる思いです」という。
 今回は4年前とは逆の立場となり、告示までは公務で動けないもどかしさもあったが、選挙戦に入ってからはその分を取り戻すかのように、後援会、家族とともにアクセル全開で駆け抜けた。
 9日も早朝から街頭に立って住民に感謝。「本当は一軒ずつ回ってお礼をいいたいのですが、(公選法のため)それができないので、申し訳ない気持ちでいっぱいです」。