定数11に現職7、新人6の計13人が立候補し、2人超過で舌戦を繰り広げている日高町議選は、6日からいよいよ終盤戦。これまでの情勢では、とくに下位グループが現新5人のだんご状態と大混戦の様相を呈しており、8日の投開票へ向けてラストスパートに入る各陣営に、中盤までの手応え、今後の戦略などを聞いてみた(届け出順)。
 井垣弥陣営(1期、志賀) 地元では新人に勢いがあり、厳しい状況。とにかく前回票(283票)を上回れるように、農協時代のつながりも生かして頑張っていきたい。
 清水和人陣営(新人、荊木) 区内に2人候補者がおり、苦戦している。いまのままでは下位グループで少し厳しい。選挙運動用はがきも使って支持を広げていきたい。
 辻村昌宏陣営(新人、萩原) 無所属候補が1人の地元、親類がいる原谷は好感触。しかし、手応え通りに票にはならないと思うので、最後はしっかり地元固めをしたい。
 一松輝夫陣営(8期、阿尾) 地盤の阿尾、田杭、産湯は前回並みの手応えがある。とにかく前回票(457票)を目標に、最後まで票の掘り起こしの努力をしていきたい。
 栄茂美陣営(1期、高家) 地縁、血縁、組織がなく前回(最下位当選)同様に大変厳しい。知名度アップは感じられるので、300票を目標に街頭で公約を訴えるしかない。
 酒井芳朗陣営(新人、高家) 地元で「大丈夫」ともいってくれるが、票は読めず苦しんでいる。アパート住民の取り込みも狙い、11番目に入れるように一生懸命頑張るだけ。
 西岡佳奈子陣営(4期、萩原) 区内に有力な新人がいて厳しいが、議会活動の実績が浸透しており、一定の評価は得られていると思う。訴えを中心に運動し、上位を目指す。
 楠山博之陣営(新人、荊木) 内原は顔見知りが多く好感触。とくに地元は多くの支援を感じている。とにかく順位は考えず、地元重視で当選圏入りを目指していきたい。
 玉井博和陣営(新人、池田) 地元の支援が心強く、血縁のある志賀もまずまずのムード。新人なので最後まで全域で知名度アップに努め、11番以内へ滑り込みたい。
 清水正巳陣営(3期、比井) 地元は手応え十分。他の地域は新人が多く、読みきれない。終盤は中志賀などを重点に、前回票(387票)より上乗せを目指して頑張りたい。
 稲垣崇陣営(新人、志賀) 地元の支えのおかげで志賀は好感触。周囲は「大丈夫」といってくれるが、新人なので票は読めない。支援者の期待に応えられるよう頑張るだけ。
 芝充彦陣営(1期、高家) 区内に3人いて、外からの入り込みも激しく厳しい状況。高家の北側はまだまだなので重点的に頑張り、当選圏入りへ全力を尽くしていきたい。
 田坂義則陣営(1期、志賀) 応援してくれる人はいるが、初めての選挙で票につながるかどうかまで分からず手応えはまったくない。終盤は地元の区内を回りたい。