近い将来必ず発生するといわれている東海・東南海・南海地震に備え、日高振興局で24日、県災害対策本部日高支部の図上訓練が行われた。
 振興局と農業試験場暖地園芸センター、果樹試験場うめ研究所、畜産試験場養鶏研究所などの出先機関、御坊署、日高広域消防、陸上自衛隊、田辺海上保安部、日高建設業協同組合が参加。午前8時45分、紀伊半島沖を震源とする最大震度7の地震が発生したとの想定で、初動期の情報収集や関係機関との連携を確認した。
 振興局2階の総務県民課には情報収集を行う総務班が置かれ、建設班(建設部)からの道路の被害状況等を収集。時間の経過に合わせて各機関と連携しながら、派遣要請を受けて大阪から駆け付けた陸上自衛隊第37普通科連隊の隊員には御坊市の拠点となる総合運動公園までの道順、道路の被害状況などを伝えていた。