2月17日告示、22日投開票の由良町議選で22日、立候補予定者説明会が役場であり、現職7、新人3の計10陣営が出席した。新人では出馬表明している2陣営に加え、新たに大引地内の男性が姿を見せたが、まだ立候補の意思を固めたわけではなく態度は流動的。定数10に対して正式な名乗りは現新合わせて9人と定数割れの状況に変化はなく、無投票ムードのまま告示まであと1カ月を切った。
 新たな新人男性は、学習塾経営・中谷茂生氏(58)=大引364=。中谷氏は説明会終了後に「常に政治には興味を持っていた。きょう説明を受けたので、これから出馬するかどうかを検討させてもらいます」と話した。
 説明会には現職では、由良守生(55)門前、1期▽山名実(58)吹井、1期▽吉田ひとみ(66)里、1期▽馬場博文(51)衣奈、2期▽藤田富三(71)中、2期▽川出純(57)里、5期▽玉置一郎(50)門前、3期――の7陣営。中谷氏以外の新人では、山田三枝子(58)里▽中村真一(53)神谷――の2陣営が出席した。いずれも順不同。
 町議選は、昨年11月に神田勉氏(77)=神谷、5期=、年が明けて上野諭(68)=大引、8期=、中村森(68)=門前、1期=の両氏と、現職が相次いで引退を表明。新人は昨年末に山田氏、年明けに中村氏が名乗りを上げたものの、いまのところ定数に達しない状況となっている。町内にはまだ新人のうわさがあるが、この日の説明会には参加しておらず、今後の動きは不透明。日に日に無投票ムードが高まっている。
 説明会では御坊署などから話を聴き、各陣営とも臨戦態勢を整えた。