県高校野球連盟は、南部高校軟式野球部3年生で主将として活躍した同町熊瀬川、樫本竜君(18)に優秀賞を贈った。昨年10月に開かれた長崎がんばらんば国体高校野球(軟式)競技優勝の原動力となったことなどを評価。表彰式は和歌山市の和歌山商業高校で行われた。樫本君は「チームメートや監督、応援してくれた人らの支えで受賞できた。素直にうれしい」と話している。
 樫本君は、小学2年生の時に地元の高城少年野球クラブに入部して野球を始め、南部高校では軟式野球部の主将として常に先頭に立ちチームを引っ張った。長崎国体決勝の神港学園(兵庫)戦では6回からマウンドに上がり、1失点に抑えて勝利に大きく貢献した。夏の全国高校軟式野球選手権大会では19年ぶり2度目の出場を果たし、攻守の中心選手として活躍、ベスト8を成し遂げる原動力となった。
 樫本君は「最高のチームで野球をすることができた。国体で優勝できたのが一番の思い出。支えてくれ、応援してくれた大勢の人たちのおかげがあったからこそ受賞することができた。卒業後は地元の社会人野球チームで楽しみたい」と話している。