JA紀州(久保秀夫組合長)は15日、合併後初めての初荷出発式を行った。販売額は5263万2148円で目標額(5000万円)を突破。消費増税もなんの、農家の生産意欲とJAの足腰の強さを示した。
 雨のため湯川支所隣接の経済センターで実施。販売したトラクターやコンバイン、田植え機などがずらりと並べられた中、久保組合長は「農業を取り巻く環境は厳しいが、これからも積極的に活動していきたい」と決意新た。芝光洋専務も「アフターサービスを徹底していこう」と呼びかけた。乾杯のあとトラックに農機を積み込んで各農家へ届けた。
 新しくコンバインを購入した御坊市湯川町丸山、農業宮下孝之さん(61)は経済センターを訪れ、久保組合長から記念品も受け取った。米は約2.5㌶栽培しており、コンバインは19年ぶりの買い替え。「やっぱり新しいのはいいですね。これからも米作りに励みます」と笑顔で話していた。