ICA国際電卓協会の電卓技能検定試験で、美浜町吉原の高垣珠算塾(高垣重子さん主宰)から田端凜さん(松洋中3年)と花尻果奈さん(同)が8段に合格。日高地方では初めてとなる。
 同塾では10年以上前から珠算・暗算とともに電卓の指導も開始。家が隣同士の田端さんと花尻さんは2人とも小2から同塾に通い始め、仲良く励んできた。電卓は、田端さんは小学生の時に3級まで進み、一時やめていたが中学校入学後再開。花尻さんは中学生になってから始めた。段位の検定を受けるのは2人とも今回が初めて。11桁の計算でスピードと正確さを競い、正答率によって段位が決まる。800満点中640点以上を取れば8段合格。田端さんは667点、花尻さんは668点で合格を決めた。2人は「お互いに切磋琢磨しながら励んで来れたおかげ」「頑張ってきたかいがありました」と喜んでいる。指導の高垣さんは「2人とも真面目で頑張り屋さん。学校の部活で忙しい中、初めて臨んだ検定でこんなに素晴らしい結果を出してくれて、本当にうれしく思います」と話している。