14日投開票の衆院選で、自民党の安倍晋三総裁が4日に和歌山入りし、JR和歌山駅前で街頭演説を行った。
 安倍総裁は2年前の衆院選でも和歌山に来たが、内閣総理大臣が和歌山入りするのは小泉純一郎氏以来、10年ぶり。今回は1区で立候補している同党前職の門博文氏(49)の応援で、「簡単に言えば雇用と政策を増やすのがアベノミクス。この4月には15年ぶりに賃金が2%、24年ぶりにボーナスが7%上がった。実感できない人がいるのは知っているし、消費税3%の引き上げにも追いついていない。だから来年4月の増税を18カ月先延ばしする。そして必ず景気回復を皆さんの手元に届ける」と決意表明。さらに「倒産件数はここ20年間で一番低い水準。この流れを変えるわけにはいかない。連立の自民、公明党と門さんにご支援を」と声を張り上げた。
 雨が降り冷え込む天候だったが、同駅前には安倍総裁の姿をひと目見ようと多くの人が集まった。