交通事故現場での救助技術を向上させようと、日高広域消防は26・27日に資機材取り扱い訓練を行った。
 若手隊員が増え、ベテランの知識と技術を伝えていこうと、廃車を使って実施。交通事故で車内に男性が閉じ込められていると想定し、窓ガラスが飛散しない割り方やフロントガラスの切り方を実践した。ドアの開放ではバールを使ってすき間を開け、油圧式のスプレッダーでこじ開けるなど本番さながらに取り組み、講師役の隊員がコツをアドバイスしていた。訓練を見守った木村奨所長は「若手隊員が自主的に考案した訓練で、いい勉強になったと思う。これからも訓練を重ね、万一の事態に備えたい」と話していた。