30日投開票の知事選で21日、現職で3選を目指す仁坂吉伸候補(64)が告示後初の日高地方入りした。
 みなべ町からスタートし、ふれ愛センター、JA紀州アグリセンター前など順番に立ち寄って街頭演説を行った。日高郡選出の県議も同行し、代表して坂本登議長が「絶大な支援で圧倒的な勝利を目指そう」と一致団結を呼びかけた。仁坂知事は集まった支持者一人一人と握手し「皆さんとのスキンシップを栄養にして選挙戦を戦い、町民の方々が元気になるために頑張る」とあらためて決意を表明。高速道路の4車線化が順調に進んでいることや、梅をはじめとする県産品の販売促進、観光、教育、医療、福祉など2期8年で取り組んできたことを説明した上で「財政改革といっても、これまで支えていただいた高齢者のための福祉は減らさないなど、工夫と『温かい改革』をこれからも進めていく」と強調。うめバーガーやうめたまごの卵かけご飯が日本一に輝いたこと、梅システムの世界農業遺産登録への取り組みなども紹介し「知名度を上げて一層の産業振興に取り組んでいく」と力を込めた。この日は印南町や御坊市など日高地方の各市町を回った。