ことしを振り返るのは少し早いが、最も活躍したスポーツ選手といえば、必ず名前が挙がるのがプロテニスプレーヤーの錦織圭選手だろう。全米オープンではアジア人男性として初めて四大大会シングルスの決勝に進み、つい最近行われたことしのトップ8人だけが参加できるATPツアーファイナルにアジア人として初出場しベスト4入りした。日本人でもできることを証明してくれた我らの誇りである。テニスを始めた、もしくは興味を持つ子どもを増やしたという点で最も大きな功績を残したといえるだろう。またその中から将来のスター選手が誕生するかもしれない。
テニスに負けず劣らず、バレーボールを始める小学生も増えている。理由は、漫画「ハイキュー!!」だ。高校の男子バレーの物語で、日高地方の子どもたちにも人気がある。「主人公の日向(ひなた)のようになりたい」と憧れてジュニアのバレーチームに入部する男女が実際に増えているのだ。サッカー漫画「キャプテン翼」が世界で絶大な人気を誇り、ジダンやメッシ、カカら世界トッププレーヤーにも影響を与えたように、ハイキューの影響もまた、将来のバレーボール界を担うかもしれない。少子化で部員が少なくなっている中、このように子どもたちに夢や憧れを抱かせる存在は非常に大きい。
春の高校バレーで親しまれている全日本バレーボール高等学校選手権県代表決定戦を観戦、取材した。男女とも大応援団の声援が飛び交う中、ラリー、ラリーの好勝負にバレーの面白さをあらためて感じた。バレーに限らず、スポーツはやっぱりいい。勝ち負けだけではない、スポーツの面白さを多くの子どもたちに知ってほしいと思う。 (片)

