由良町門前地内で15日、観光ガイド「ゆら語り部クラブ」(大野治代表)主催の「ぶらり由良めぐりハイキング」が行われ、町内や御坊市、日高町から35人が参加した。
 史跡を巡りながらウオーキングを楽しむイベントで、国道42号沿いの美月荘前出発、興国寺終点の約3㌔コース。道中は10カ所程度の史跡に立ち寄り、地域の歴史にふれながら秋の一日を満喫した。
 大野代表は、最初に訪れた美月荘前の地蔵では「ハスのつぼみ(未散華)を持っている珍しい形。延命地蔵であり、願掛け地蔵とも呼ばれる」と説明。2カ所目の出発地点北にある由良守応翁誕生地碑前では「陸上交通の先駆者。東京で二階建て乗り合い馬車(オムンボス)の開業など、わが国の文明開化の先駆的な事業を数多く創立した業績は大きい」などとふるさとが生んだ偉人について分かりやすく語った。
 参加者たちはデジタルカメラなどで撮影も行いながら、熱心に話に聞き入っていた。