みなべ町の南部中学校(井戸和彦校長、生徒208人)で防犯教室が開かれ、不審者への対応と避難誘導を実践した。
 田辺署員が不審者役を務め、校舎2階の2年A組の教室に無断で侵入。担任の砂川浩一教諭(50)が「どうされたんですか」などと相手を刺激しないようソフトに対応し、手で合図して生徒を外に避難させた。生徒はほかの教室や職員室に異変を知らせ、駆けつけた教諭たちは教室内で対応。ナイフを取り出した不審者を相手にいすや刺股(さすまた)を手に必死に応戦するなど本番さながらで、4人がかりでようやく押さえつけ、通報で駆けつけた署員が逮捕した。体育館では刺股の使い方を体験するなどした。砂川教諭は「不審者役の方が非常に力が強くて、訓練とはいえ緊迫感があり、いい勉強になりました」と話していた。