町民交通の利便性の向上へ日高川町は、１１月１日からコミュニティバス（乗り合いタクシーを含む）の一部路線を変更する。３路線を追加し、現在の１２路線から１５路線に増えるほか、１１路線（中津地区の新３路線を含む）で定期運行からデマンド運行に移行。交通空白地解消や高齢者らの外出促進の面でも期待されている。
今回の路線変更に当たり、新たに追加されたのは、三十井川、伊佐の川、大又の中津地区の３路線。いずれも本郷発着で、交通空白地の解消と住民のニーズにより新規に運行を開始することになった。
乗客が予約した場合のみ時刻表通りに運行するデマンドの導入は初めてで、空車運行が減ることで経費削減を図れるメリットがある。川辺地区では土生・山野線、中津川線、三津の川線、大滝川線、市川線の乗り合いタクシー全５路線、美山地区では小藪川、朔日、西の川の寒川の３路線がデマンド運行に移行。中津地区の新規３路線もデマンドで運行する。運行日は川辺地区の土生・山野線が月曜～土曜連日で、他４路線は週２回。美山、中津の計６路線は週１回。
ほか、高津尾・川中周回線の左回り便を右回り便に変更したほか、寒川線は午前７時川原河発、午後４時寒川発の便が増えた。乗り合いタクシーの初湯川線と上越方線はダイヤに変更はない。
デマンドの予約については、利用日の５日前から前日までの午前９時から午後５時の間に港タクシーへ連絡すればよい。℡０７３８－５３－０６６６。
