県高校弓道新人大会が２５、２６日に新翔高校弓道場と新宮弓道場で開かれ、男子団体で紀央館Ａが見事３連覇を達成。個人では男子で玉置智視君（紀央館）が優勝、小笠原大智君（日高）が２位、女子で日高睦さん（南部）が優勝し、それぞれ来年１月１０日から鹿児島県で開かれる全国大会出場を決めた。
団体は３人１チームで男子２５チーム、女子２１チーム、個人は男子８３人、女子６９人が出場。男子団体では最初に予選で、１人１６射の合計４８射の的中数で競い、上位５チームが決勝リーグで順位を決めた。補欠含め玉置智視、中尾信次郎、今井雅基、伏見昴大の４君がメンバーの紀央館は予選３５中で１位通過。決勝リーグでは新宮、神島、日高、田辺工業との４試合すべてで勝利を収め、圧倒的な強さを見せつけた。
個人では予選で１６射行い、１０中以上で決勝（射詰め）に進出。男子では１７人が決勝に進み、射詰めでは３射までで他の選手が脱落し、玉置君と小笠原君の一騎打ち。４射目は２人とも的中、５、６射目は２人とも外し、７射目は２人とも的中と接戦を繰り広げ、８射目で小笠原君が外し、玉置君が見事的中。勝利を決めた。女子では予選を通過したのは４人のみ。射詰めでは唯一２射目を的中させた日高さんが勝利を収めた。
同大会は１１月２３日に大阪で開かれる近畿大会出場も兼ねており、団体優勝チーム、個人のベスト６が出場権を獲得。全国出場チーム、選手のほか、男子個人では３位の辻泰雅君（日高）、４位の土屋敦申君（紀央館）、６位の山本敦也君（紀央館）、女子個人では５位の津村怜那さん（紀央館）が出場を決めた。また近畿大会には８月の県選手権大会優勝の田辺工業（男子）、日高（女子）も出場する。
このほか近畿、全国出場は逃したものの、次の選手が入賞した。
【団体】男子④日高（小笠原大智、辻泰雅、横山凌太）▽女子②紀央館Ａ（大江加奈子、石本東己、津村怜那、山中亜由美）④南部Ａ（日高睦、安田侑理加、片山知香）⑤日高Ａ（川崎沙羅、古田倫子、長谷祐希乃）
【個人】男子⑨今井雅基（紀央館）▽女子⑧山中亜由美（紀央館）⑨古田倫子（日高）
