来春のセンバツ出場校を選ぶ際の重要な参考資料となる秋季近畿地区高校野球大会は25日、京都市のわかさスタジアム京都で1回戦2試合と準々決勝1試合があり、第2試合の1回戦に登場した日高中津は大阪桐蔭(大阪1位)に5回コールド、0―10で敗れた。日高中津は自慢の打線が4安打と不発。今夏の甲子園優勝校で春夏合わせて5回の日本一を誇る強豪の強打に7長打を含む13安打、毎回得点を許し、18年ぶり2回目のセンバツ出場の夢は絶望的となった。
 日高中津は1回2死から仲が四球を選ぶも岡﨑が遊直。2回は1死から早田が死球で出塁も西出、中原が連続三振に倒れた。5点を追う3回の攻撃では2死から庄司が右前へ初安打。なおも仲の四球で一、二塁と好機を広げたが、続く岡﨑は三塁手の頭上を痛烈に襲う当たりを放つも好捕にあって無得点に終わった。4回には2死から西出が右中間を破る二塁打を放ち、捕逸と四球で一、三塁としたが、岩﨑が投ゴロ。5回は1死から庄司が中前打、2死後に岡﨑が右前打で一、二塁とするも北村が三振を喫し、万事休した。
 日高中津は先発・栗栖が2イニングを投げ5長短打で5点を献上。2番手・岩﨑も1回3分の2で8安打5失点と流れを変えられず、3番手・岡まで3投手をつぎ込む必死の継投も及ばなかった。
 頼みの若アユ打線にあと一本が出ず、全国屈指の強豪の壁は厚かった。