満月が地球の影に入ることで徐々に月が欠けるように見える「皆既月食」が8日夜、全国各地で観測され、日高川地方でも住民らがカメラや双眼鏡を手に天体ショーを楽しんだ。
 皆既月食は平成23年12月以来、約3年ぶりの天文現象で、太陽と地球、月が一直線に並ぶことで起きる。日高地方でも、月が完全に隠れる皆既食は7時25分ごろから始まり、厚い雲の隙間から赤銅色になった満月が夜空に浮かび上がり、住民を魅了した。次に皆既月食を見ることができるのは来年4月4日。